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エッセンシャル思考で考える

グレッグ・マキューンという方が執筆した書籍『エッセンシャル思考』は、ミニマリズムと非常に相性の良い思考法です。今回は、エッセンシャル思考についてご紹介しましょう。

エッセンシャル思考とは

一言で表すなら、「より少なく、しかしより良く」を追求する思考です。

「すべてやりたい」「何事もやってみなくちゃ分からない」という考え方を取るのではなく、やるべきことを見極め、やらないことを捨て、仕組み化するというステップは、まさにミニマム的な発想そのもの。目の前のことに飛びつき、なんでもやってみようとするのも悪いことばかりではありませんが、それだとすべてが不完全燃焼で中途半端な状態で終わってしまいます。

エッセンシャル思考は、大切なことを最初にじっくりと見極め、効率的に時間とエネルギーを注ぎ込んでよりよい結果を導き出すための技術です。

どのように行動すればいいの?

本当にやりたいこと、重要なこと、必要なこと、これらを見極めるにはどうすればよいのでしょうか?

まずはじっくりと選ぶ時間を設けることが大切です。物事はトレードオフであって、何かに「イエス」と言えばほかのことに「ノー」と言わなくてはいけません。あえて立ち止まることが、結果として生産的な行動につながります。

また、エッセンシャル思考で重要視されているのは、意外なことに「遊び」です。遊びはとても重要な要素で、アインシュタインでさえ「知識を詰め込むより遊べ」という言葉を残しているほど、それ自体が本質的な行動なのです。